■Pickup Rookie
小原 佑太(青森)15324
小原佑太(写真)が115期としては6人目となるA級2班への特班を9月21日からの和歌山FIIシリーズで遂げた。デビューからの2場所はラインを組んだ同期同地区の番手選手に交わされた小原だったが、その後は連勝街道を突き進んだ。地元の青森FIIでの完全Vを皮切りに、続く立川FIIも無傷の優勝。6連勝で和歌山を迎えた。
特班のプレッシャーも感じさせないスケールの大きい組み立てで、小原は逃げ切りの3連勝。初日予選2車身、準決9車身、決勝6車身と3日間、影をも踏ませぬ逃走劇を見せた。5場所でチャレンジを卒業した小原は、15戦13勝2着2回と連対はパーフェクト。最終バックも青森の決勝以外の14走すべてで奪取していて、競走内容も抜群だけにA級1、2班戦でも楽しみは尽きない。
山口 伊吹(長崎)15409
デビューの大宮FIIから6場所すべて決勝に進出と、在校1位のプライドで山口伊吹(写真)が奮闘している。8月の向日町FIの初日予選では、荒牧聖未との激しいモガき合いをラスト1周から演じての逃げ切り勝ち。先行策で初めて勝ち星を挙げた。デビュー場所の大宮の前検日には「最初のダッシュが弱いのが、いまの自分の課題ですね。ウエートトレーニングをやって力をつける練習をしてきた」と、現状の力を冷静に把握していた。近況は進境を見せて、徐々に力を発揮できるようにもなってきた。しかしながら、先行、まくりの自力で優勝争いには遠いイメージもある。それでもまだデビュー3カ月にも満たないルーキーだけに、これからの山口に期待せずにはいられない。
■Pickup Race
青森FII(9月28日~)
9月28日からスタートする青森は、FIIシリーズのミッドナイト競輪。ガールズでは岩崎ゆみこ、高木佑真、チャレンジからは磯島成介(写真)、山本修平、古賀勝大、天野純平、緒方慎太朗のルーキー7人が出場を予定している。チャレンジは、緒方が競走得点で見劣るものの、あとの4人は75点超を有しているだけにルーキーがV戦線をリードするのは間違いのないところだ。地元シリーズ初登場の磯島は、2度の完全優勝の実績を誇っている。デビュー場所の大宮FIIで3連勝を遂げたものの、次の静岡FIIの準決で落車に見舞われ途中欠場を余儀なくされた。しかしながら、続く京王閣FIIでは2勝をマークと、怪我の影響が少ないことをアピールした。すでに10勝を挙げているように、ここでも勝率はダントツ。地元でファンの期待に応えたい。前回の平FIIでは3日間すべて最終ホーム、バックを取る積極性が光った山本修平も侮れない。在校2位、卒業チャンプの実績を考えると逆転があっても何ら不思議ではない。
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